意味な詩

開かれた毛穴を一つ一つ丁寧に見てみる。

あっ毛虫だ。爆弾だ。

いや傷痍弾を食らいつつ、独占禁止法を禁止する衝動を抱えた元おニャン子倶楽部の山本権兵衛だったはずと言ったほうが分かりやすいか。

すこし息を吸ってみる。少し息を殺してみる。

「今殺しただろ、逮捕だ、やれ現行犯だ」

僕は少しを少しと考える暇もなく、

はたして何がエスプレッソで何がカプチーノなのかなんて考える暇もなく、ただその青い空に向かって吐いたガムを投げかけた。


あっ眼の中にガム!