価値観の話

    まあひとそれぞれ価値観は違うよねって話。
 先週木曜日に僕(ら)は遊びにいったその中で、いわゆる音響専門店に立ち寄った。多少のこだわりはあれど音楽をやっているからといって音響設備にものすごくこだわっているというわけではないのでそこはまさに別世界のようだった。ン十万のスピーカーやらケーブル関係もピンからキリまで。
 そして、一番の驚きはなんといっても40万のヘッドフォンだ。確かに一つ一つの音がよく聞こえるというのは分かった。でも隣にあった20万(これでも充分高いが)のヘッドフォンと比べてみた結果、僕の耳があまりよくない(そのままずばり聴覚ではなく)というのもあるが、「音の違いは分かるがもはや好き嫌いの世界」としか感じられなかった。20万の差はどこに!?
 音響マニアの方から大ブーイングを受けているころだろうとは思いますが、このように価値観が違うとなにやらさっぱりこだわりの世界なのである。音楽の世界が僕にとってはそうなのかな、たとえばラウド系。まあ値段の格差はないけど良い、悪いがありますからね。多分全然免疫のない人には全部同じに聞こえてしまう事でしょう。
 こだわりは人それぞれ。意外と他人にとってはくだらない事でも本人にとってはものすごく重要な事だったりする。あくまでこだわり続け、そして自分自身に充分確認を取り、最上にすばらしい(とそれぞれが思える)こだわりを持つ事、それをやり続ける姿勢、それは周りの評価、時代に関係なく、尊く生き続けるのでしょうね。ちっぽけな”そこ”に固執する事、合理的に決してできてはいない、だからこそ素晴らしいそれが人間という生き物、「人間だもの」なんですね。