みなさんは僕のやっている音楽がどのジャンルに属していると思うのでしょうか？いろいろな意見を聞きます。アバンギャルド、ニューウエーブ、テクノ、ルーツ、パンク、ロック、ポップetc...。う～んいったいどれなんでしょうね、ぼくもいまいち分かりません。
一応トップのところにはなんでもござれと書いていますが、正直なにと聞かれると分かりません。そういう意味では、ミクスチャーとかパンクとかの精神性なのかもしれないけど、一般的にイメージされる音って結構共通だったりする（異論もあるでしょうがパンクならセックス・ピストルズ、ミクスチャーならリンプ・ビズキットってところか）し。該当する意見の中にはそのジャンルごとあまりどういうものか分からないジャンルも含まれていたりして、うーんいろんなところから影響を受けているのは事実です。
とりあえず僕は人に聞かれたとき、「シンセと打ち込みのなんか気持ち悪い音楽」と答える事にしています。はっきりいってちゃんと伝わる事はありません。でも本人が一番教えて欲しいくらいなのでこんな事しか言えないのです。狙いだったりして（笑）。
１つのジャンルを探求し続けるというのは求道者のようで硬派であり、ものすごく真摯な姿勢だとは思います。僕はというと、逆にいろいろな音楽に触発され、簡単に影響を受けてしまう軟派男であります。ですが、こんな軟派男があえて言わせてもらいます。バンドやアーティストのみなさん、カラーなんてものを気にしすぎて考えが凝り固まり、がんじがらめになっていませんか？もちろん統一感を考える事はライブや音源をより良いものにするため、大事だとは思いますが、もっと気を楽に、音楽、楽しみましょうよ、そう思っちゃうのです。本人がカタルシスを感じれば恐らくお客さんもカタルシスを感じる事だろうと思います。そして究極をいってしまえばジャンルなんてものはたぶん本人たちが標榜しなくても勝手に聞く側がわけてくれます。だから１つの音楽しか受け付けないというなら別ですが、いろいろ取り入れる精神、面白いと思いますよ。もちろん聞く側もいろいろトライしてみると新発見があると思います。ではそういう事でキッチュ一人楽団でした。
