赤裸々な過去のお話

 音楽の目覚めをお話しよう。音楽の目覚め、いやコピーバンド、つまりは高校の時にやっていたバンド「THE ONE」についてを話そう。名前からしてこっぱずかしい名前だが、その手垢で汚れた尿淡白の思い出をお話する事にしよう。
 まず結成の経緯から。実は僕、軽音楽部未所属ではあったんだけど、友達がいたんでよく部室に遊びに行っていた。そして友達のギターに合わせて即興で本人本気のマザーファッカー連発馬鹿さ加減の英語ソングを歌って遊んでいた。そんな事を続けていたら、なぜか友達はそこにシンガーとしての才能を見てしまった。そして友達が「ヒロシ(本名)ライブしねえ」と。そしてやる事になったのです。メンバーは友達(Gt←おっこういった表記久しぶりに書いた)とその友達が連れてきたベースとドラムのいわゆるロックンロールスタイル。
 そして練習に練習を重ね、初舞台となります。グラサンかけて短い髪を一生懸命固め、颯爽と登場、緊張の初陣。初っ端から学園祭ライブではなくライブハウスでのライブ、妙に本格的なライブ。そしてライトアップ「どうもTHE ONEです。よろしく!!1曲目...。」 決まったね、自分的にはものすごく決まった。
 そして始まるわけですが、レパートリーはsadsとbuckcherry。高校生大好きシャウト付きソングと“洋楽”ね。友達や他の軽音楽部の面々が見守る中、一生懸命歌いました。途中暴れたりしてものすごく楽しかったなあ。
 まあそんなこんなで終わり、結果はぼろぼろ。歌は音程はずし、シャウトを多用して息切れ、カタカナ英語。ギターは妙にテクに走り、あまり決まっていない。ベースはボコボコさせ続け、ドラムは走りっぱなし。ひどかったひどかった。でもそんなライブでもタイバンのお姉さんが盛り上げてくれたおかげでかなり調子にのっちゃいましたけどね。んでまた高揚感に染まりきった自分たちですので俺ら最高と思っちゃうのは不思議な話。ここ俺らっていっちゃうのがものすごく大事。sadsのライブバージョンのMC完パクできていて喜んでいました。
 初ライブにしてライブの喜びを知っちゃったってわけです。まともな社会生活送れなくなっちゃったのはお姉さんのせいです。
 ちなみにその時のライブが初ライブで解散ライブだった。なんだかんだでライブできなくなってそのまま卒業しちゃいました。チャンチャン。