不条理だけど分かる話

 なんかで桂文珍がかいていたんだけど、一番人気が出やすい落語家ってのは「へたくそで面白いやつ」らしい。次が「うまくておもしろいやつ」んで「へたくそでつまらないやつ」→「うまくてつまらないやつ」という順番らしい。
 なんか不条理だけど分かる気がする。それぞれの価値観の問題ではあるけど、芸事で一般市場のシェアを多くを占めているのはマニアから罵倒されこそするが、しかし一般大衆のツボをしっかりおさえる「へたくそで(これは価値観の問題だから難しいけど)おもしろいやつ」。そうなっていますね。
 んでその通がうなる「うまくて(でも理解は出来る)おもしろいやつ」が次点。
 そしてここからが非常に絶妙。やっぱ、「へたくそでつまらないやつ」は罵倒できる。つまんねえ、、、ふざけるな、とっとと帰りやがれってな具合に陰口がたたける。少なくとも話の中心にいる、それってすばらしい事だ。やっぱ話題に出来るしね。その現象は面白い。それに比べ、「うまくてつまらないやつ」はなんにもない。普通の人が聞いたら、眠くなっちゃう。うまいから否定できない。馬鹿に出来る材料がない。逆にマイナス要因ばっかりだ。大学教授の授業が得てしてそうなりがちだ。

 そんなこんなを加味して僕は当然「へたくそで...」に当てはまっているので
多くの人が「へたくそでおもしろいやつ」って思えば...

これは売れ線......

ニヤニヤ


妄想中 妄想中 妄想 もうそう も う そ う
しゅ う りょ う