鏡は他人 自分は妄想

 人にどう見られているのだろう。僕、私はいったいどんな人間なんだろう。答えはひとつ。それはあなたの想像できない「ワタシ」である。
 まあ偉そうに語ってしまったけれど、それは事実であると思う。あるエピソードがある。(何で聞いたか忘れたが)適当に今までの録画した履歴からお勧めの番組をチョイスする機能がついたDVD PLAYERをある人が買ったという。まあビデオからのように普通に録画をし続けた。そして出た答えは「大杉蓮さん」だったという。バラエティ・スポーツ・ドラマと録画した内容はバラバラなのにそのことごとくに大杉蓮さんが出演していたというのだ。
 この例からも分かるように自分で自分のことを理解することは不可能だ。いったいどのように僕は写っているのだろうか?僕も自分のことを男だと思っているだけで実は女だったりするのかもしれない。終わり。